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Microsoftが3月の月例パッチ公開、悪用確認済みを含む57件の脆弱性を修正

 日本マイクロソフト株式会社は12日、3月の月例セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)を公開した。マイクロソフトではユーザーに対して、できるだけ早期に修正パッチを適用するよう呼びかけている。

 対象となるソフトウェアは、Windows、Office、SharePoint、.NET、Visual Studio、Microsoft Azure。また、Microsoft Edgeは、月例の修正パッチとは別のタイミングでアップデートが行われている。

 これらのうち、最大深刻度が4段階で最も高い“緊急”の脆弱性の修正が含まれるソフトウェアは、Windows(Windows 11/10、Windows Server 2025/2022/2019/2016)、Office。修正パッチに含まれる脆弱性の件数はCVE番号ベースで57件、うち最大深刻度が“緊急”のものが6件。

 今月のセキュリティ更新プログラムで修正した脆弱性のうち、「Microsoft Accessのリモートコードが実行される脆弱性(CVE-2025-26630)」「Microsoft Management Consoleセキュリティ機能のバイパスの脆弱性(CVE-2025-26633)」「Windows NTFSのリモートでコードが実行される脆弱性(CVE-2025-24993)」「Windows NTFSの情報漏えいの脆弱性(CVE-2025-24991)」「Windows FAST FATファイルシステムドライバーのリモートでコードが実行される脆弱性(CVE-2025-24985)」「Windows NTFSの情報漏えいの脆弱性(CVE-2025-24984)」「Windows Win32カーネルサブシステムの特権の昇格の脆弱性(CVE-2025-24983)」の7件については、更新プログラムが公開されるよりも前に、悪用が行われていることや脆弱性の詳細が一般に公開されていることが確認されており、マイクロソフトでは更新プログラムの適用を早急に行うよう呼びかけている。