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NECとUrsa Spaceが衛星画像データの分析で協業、両社のサービスを組み合わせて企業向けに提供

 日本電気株式会社(以下、NEC)と米Ursa Space Systems(以下、Ursa Space)は20日、衛星画像データの分析サービスで協業すると発表した。両社のサービスや技術を組み合わせ、企業向けにさまざまな用途のソリューションを提供するという。

 衛星画像データについては、近年、災害対策、インフラ管理、資源探査、農業、環境モニタリングなど、多様な分野で急速に活用が拡大しているとのことで、NECでは、SAR(合成開口レーダー)衛星の画像データを分析し、インフラの維持管理や災害対策などを支援するモニタリングサービスを提供している。一方のUrsa Spaceは、衛星運用企業との連携により、数百機のSAR衛星や光学衛星などで構成された「バーチャルコンステレーション」を構築し、複数の衛星が撮像した画像データをワンストップで分析可能なサービスをグローバルに提供しているという。

 今回の両社の協業では、NECのSAR画像を活用したモニタリングサービスと、Ursa Spaceが提供する画像分析サービスを組み合わせたソリューションを新たに開発し、日本の企業向けに提供するとした。また、Ursa Spaceの画像分析サービスのプラットフォーム機能として、NECのSAR画像を活用したモニタリングサービスを追加し、グローバルの企業向けに提供するとしている。