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SCSK Minoriソリューションズ、パートナー企業とのエンゲージメントを強化するプラットフォーム「PRMONE」を提供

 SCSK Minoriソリューションズ株式会社は5日、代理店販売などパートナービジネスを手掛ける企業向けに、パートナーリレーションシップマネジメントに特化した統合プラットフォーム「PRMONE(ピーアールエムワン)」を提供開始すると発表した。

 パートナービジネスを行う企業では、パートナーを効率的かつ適切に管理するとともに、パートナーとの関係性を強化することが、市場での競争優位性を築く上での鍵となる。中でも、パートナーの販売強化に向けた円滑な情報提供、製品やサービスの強化にむけたパートナーから意見や満足度の収集といった、双方向のコミュニケーションがエンゲージメントの向上に直結する。しかし、パートナービジネスを支えるパートナーリレーションシップマネジメントシステムの多くは、企業のパートナー戦略やブランド戦略、業界固有の要件に柔軟に対応することが難しいのが現状だという。

 PRMONEはこうした課題に対して、パートナーの営業支援に必要な情報共有やパートナーの学習環境など、パートナーリレーションシップマネジメントに必要な業務コンポーネントを一括で提供する統合プラットフォームとして、企業とパートナーとのコミュニケーション強化による販売活動の円滑化とエンゲージメント強化を支援する。

 PRMONEは、トレーニング資料、マーケティングコンテンツ、販売支援ツール、FAQなど、パートナーリレーションシップに必要なすべてのリソースを一つのプラットフォームで提供することで、パートナー企業の迅速な情報取得、業務効率化、生産性向上を実現する。また、情報の一元化によって、データの一貫性も保たれ、より正確で迅速な意思決定を支援する。さらに、スマートフォン、タブレット、パソコンを問わず、どのデバイスからも簡単に操作できる直感的なインターフェイスを採用し、パートナー企業のトレーニング時間を短縮する。

 企業独自の要件に合わせたカスタマイズが可能で、企業ごとに異なるブランディング方針に対応するためのデザインと機能の調整が行え、企業のアイデンティティを強化する。また、提供するAPIを活用して既存のシステムと連携することで、情報の流れとデータの一貫性が向上するとともに、全体のビジネスプロセスを最適化する。

 PRMONEのワークフロー機能を利用して承認プロセスを明確化することで、ガバナンスの強化を実現する。プラットフォームのセキュリティも厳格に設計しており、重要な資料については「閲覧は許可するがダウンロードは許可しない」などの細かな設定もでき、企業は情報を効果的に管理して、情報漏えいリスクを最小限に抑えられる。

 PRMONEは、株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートの「Accel-Mart」をベースに開発しており、高度なワークフロー機能、あるいは日本の商習慣や企業固有のビジネス要件に対応するためのローコードアプリケーションの追加開発が可能。さらに、他のシステムと連携するために、Webシステム開発で使用する標準的な機能をAPIで提供しており、社内に存在するさまざまなデータとの連携を実現する。

 SCSK Minoriソリューションズは、PRMONEの導入を進め、顧客企業同士のコラボレーションによる新たな価値創出に貢献するとともに、今後2年間で国内企業20社以上に提供することを目指すとしている。