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BIPROGY、小売業の電子棚札導入を支援する「BIPROGY ESL SaaS」を提供

 BIPROGY株式会社は8日、小売業の電子棚札の導入に伴う、システム構築、インフラ、運用・保守などをトータルで支援するクラウドサービス「BIPROGY ESL SaaS」を提供開始した。

 小売業界では、労働生産性の向上や作業効率化のため、電子棚札を導入する企業が増加しているが、一方で導入にあたっては、新たなコスト捻出やIT人材不足などの課題を抱える企業も多く存在するという。

 BIPROGY ESL SaaSは、システム構築から運用保守、業務活用までをトータルで提供するため、手軽に電子棚札を導入できる。煩雑なソフトウェア管理やアップデート対応を実施する必要がなく、電子棚札システムの運用負荷を軽減する。

 個別開発が不要で、電子棚札システム導入にかかる初期投資を抑制でき、導入店舗数に比例したコスト体系で提供する。システム障害時でも、クラウド型サービスでリモートアクセスによるタイムリーな対応が可能(現地への駆け付け不要)なため、早期復旧が可能。

 グローバルでの実績や製品開発力を持つSOLUMと協業しており、同社の長寿命で高解像度、4色表示(赤黄白黒)、高速反映といった特徴を有する電子棚札「Newton ESL」と連携することで、表現性が高く、より効率的な店舗運営を実現。Newtonの特徴でもある、LEDライトやボタン、NFC(近距離無線技術)を生かした業務活用機能をサービスとして順次提供する計画で、第一弾として「品出し支援」機能をリリース。価格表示にとどまらない、さまざまな電子棚札のDX活用を支援するとしている。

 BIPROGYは、BIPROGY ESL SaaSを通して、従来のシステム構築・運用に必要であった設備投資や人員確保、育成の負担を軽減するほか、システムの拡張性や柔軟性、維持管理なども持続的にサポートし、小売業界の業務効率化を支援するとしている。