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日立ソリューションズ東日本、データパイプライン構築を自動化するSaaS「Fivetran」を提供

 株式会社日立ソリューションズ東日本は15日、米Fivetranとパートナー契約を締結し、データレプリケーションと変換を行うクラウド型のデータ移動プラットフォーム「Fivetran」を提供開始したと発表した。

 Fivetranは、データソースから、クラウドデータウェアハウス(DWH)などのデータ分析基盤に対するデータパイプライン構築を自動化するクラウドサービス。SaaSアプリケーションやデータベースなど、400種類以上のシステム/サービスへのコネクタを提供しており、データ分析基盤へ簡単に登録できる点が特徴で、コーディングやETL機能の実装・開発が不要なため、利用企業は、データ分析基盤の導入に関わるコストや手間を削減できるという。

 また、データソース側でのレコード追加・変更・削除、スキーマの変更をサービスが自動で検知し、差分をデータ分析基盤に反映するので、差分検出のロジック実装も不要。最小1分間隔で同期頻度を設定でき、準リアルタイムのデータを分析に活用可能とした。

 さらに、Fivetran自身もクラウドサービスとして提供されることから、サーバーやミドルウェア等の購入や運用保守は不要。移動したデータの行数に基づく料金で利用でき、ライセンス購入費用は必要ないため、スモールスタートにも対応するとしている。

 日立ソリューションズ東日本では、これまでも、データ分析・利活用基盤ソリューションとしてBIツール「uniSQUARE BA」や統計分析ツール「uniSQUARE ML」を提供したり、データウェアハウスやETLの導入支援等を行ったりするなど、顧客企業のデータ利活用をサポートしてきたが、今回は新たに、Fivetranによるデータパイプラインの自動化を提供することで、企業のデータ利活用をより迅速かつ効率的にし、データドリブン経営やDXの推進に貢献するとしている。