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CTC、IT投資の可視化・最適化を実現するクラウドサービス「ApptioOne」を提供

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は27日、Apptio株式会社と日本初の再販パートナーとしてパートナー契約を締結したと発表した。これに伴い、IT投資の可視化・最適化を目的としたクラウドサービス「ApptioOne」を、同日より提供開始する。

 ApptioOneは、IT投資をビジネス価値に結び付けて成果につなげる「TBM(Technology Business Management)」と呼ばれるフレームワークに基づいた、IT投資の可視化・最適化を支援するサービス。ソフトウェア開発費やシステム維持・運用費における無駄、重複を可視化できるほか、今後のビジネス投資の効果を最大化するためのレポーティング、予実管理といった機能も備えている。

 利用にあたっては、データ分析に必要な社内システム・ツールなどから財務データとIT資産管理、システム利用状況、プロジェクト管理などのIT関連データをApptioOneに取り込み、TBMに基づいてデータを分類する。こうして、アプリ・サービスの利用頻度、システム基盤の利用状況、ビジネス目標・成果などが数値化されることで、ITコストの状況把握が容易になるという。

 また、現行システムの無駄なコストや不必要なリソースを特定できるだけでなく、IT関連のプロジェクトごとにビジネスへの貢献度や投資利益率(ROI)も示されるため、IT投資戦略の策定につなげられるとのこと。

 CTCは、これまでの大規模なシステムの構築・運用実績から蓄積してきた、コストの算出や既存システムの調査などのノウハウを含めて、ApptioOneの提供、設計や導入、運用保守などの支援を行う考え。加えて、利用企業におけるプロジェクトの推進や運営、継続的な高度化・最適化の提案を含めたサービスの受け入れと定着化もサポートするとしている。