Synology、ホームオフィスや小規模ビジネス向けの2ベイNASキット「DiskStation DS223j」を発表

DiskStation DS223j

　台湾Synologyは29日、ホームオフィスや小規模チームのニーズに対応する、エントリーモデルの2ベイNASキット「DiskStation DS223j」を発表した。

　DS223jは、最大で36TBの物理ストレージをサポートし、小規模なチームがデータをひとつの中央プラットフォームに一元化して、安全かつ容易にアクセスできるようにするための効果的なソリューションを提供する。SynologyのOS「DiskStation Manager（DSM）」により、ファイルの同期や共有、バックアップ、ビデオ監視など、日々のデータストレージと管理のニーズに対応する豊富なオプションやアプリケーションを備える。

　1.7GHzクアッドコアプロセッサと1GB DDR4メモリを採用し、以前のモデルと比べて、より要求の厳しいタスクやより多くの同時ユーザーに対応が可能。Synology Driveのファイルインデックス化は180％以上高速化し、Synology Photosでの画像インデックス化は200％以上高速化された。

　また、今後リリース予定のDSM 7.2により、Jシリーズとしては初めてBtrfsファイルシステムをサポートする。これにより、SynologyのSnapshot Replication機能に加えて、データ破壊の影響を緩和するファイルの自己修復が可能になる。ポイントインタイムのスナップショットを定期的に作成することで、ユーザーは意図しない、偶発的なファイルの変更を元に戻せるようになる。

　日本では、株式会社アスクがDS223jの取り扱いを発表した。予想市場価格は2万7600円前後（税込）。