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東陽テクニカ、大規模負荷試験も可能な継続的テストプラットフォーム「BlazeMeter」を販売

 株式会社東陽テクニカは14日、米Perforce SoftwareのSaaS型継続的テストプラットフォーム「BlazeMeter」の日本での販売を開始した。

 BlazeMeterは、200万人以上の仮想ユーザーや最大56地点の地理的ロケーションを設定した、大規模な負荷テストの実施を可能にする。負荷をかけた状態での機能テストやAPIテストの実施も可能で、テストで使用するデータの仮想化、テスト結果の分析など、Webシステムのパフォーマンスを多角的かつ継続的に測る上での必要な機能を提供する。

 テスト条件の設定が容易で、コードレスでテストシナリオの作成をでき、テスト実施中に結果を確認しながらの条件変更や調整も行える。クラウド上でテスト環境を完結できるため、必要に応じたテストをいつでも迅速かつ低コストで実施できる。

「BlazeMeter」解析結果画面

 また、追加機能として、負荷をかけた状態での各機能やAPIの動きをチェックするための機能テストやAPIテスト、関連する機能や外部連携サービスを仮想的に作り出してシステム全体でのパフォーマンスの把握を可能とするモックサービス機能、すべてのテストで使用可能な仮想ユーザーデータを生成・管理するテストデータマネジメント機能を提供する。

 その他、Jenkinsをはじめとする各種自動化ツールと連携させ、ソフトウェア開発ライフサイクルに組み込むことで、継続的にシステムのパフォーマンスをテストできる。これにより、予期せぬパフォーマンスの低下やシステム障害を引き起こす可能性のある問題の早期発見に貢献する。

 BlazeMeterの価格は338万円から。東陽テクニカでは、BlazeMeterの国内での提供を通じて、高負荷によるパフォーマンス低下や障害が起こらないよう堅牢なWebシステムの開発および運営を支援することで、ICTサービス、ビジネスの発展に貢献していくとしている。