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テクマトリックス、C言語/C++言語対応テストツールの最新版「C++test 2022.2」を販売開始

 テクマトリックス株式会社は9日、米Parasoftが開発したC言語/C++言語対応テストツール「C++test 2022.2」の販売を開始した。

 C++testは、静的解析(コーディング規約チェック・フロー解析)、単体テスト、カバレッジ計測、実行時メモリエラー機能などを搭載した、C言語/C++言語対応のオールインワンテストツール。車載機器、産業機器、医療機器、 OA機器といった組み込みソフトウェアの開発や、ミドルウェアの開発、Windows/Linuxアプリケーションの開発など、さまざまな現場で利用されている。開発工程にC++testによる静的解析、単体テストを組み込むことにより、テストの効率化とソースコードの品質向上が期待できる。

 最新版では、C言語のコーディング標準の「MISRA C:2012 Technical Corrigendum 2(2022/03発行)」と「MISRA C:2012 Amendment 3(2022/10発行)」に完全対応した。コンプライアンスレポートの作成機能も、新しいMISRA C:2012 Amendment 3で追加・更新されたルールに沿ってアップデートしている。

 また、C++コーディング標準の新版となる「MISRA C++: 202x」ドラフト版の一部に先行対応した 。Parasoftは、MISRAコンソーシアムのメンバーとして、ドラフト版のルールを公開する許可を得て、一般公開前にMISRA C++: 202xの一部のコーディング規約チェックを可能にした。

 さらに、GitHubおよびGitLab統合のマニュアルおよびパイプライン実装サンプルがアップデートされた。CI/CDプラットフォーム上での、プルリクエストをトリガーとしたC++test自動実行、自動品質ゲートによるマージリクエストのブロックなど、組み込み業界で注目を集めているモダン開発ワークフローに、C++testを簡単かつシームレスに統合できる。

 C++testの付属製品として、軽量モデルの「スタンドアロン ライセンスサーバー 2022.2」を新たにリリースした。従来は、ライセンスサーバーのみの用途でも、Parasoft DTPに内蔵されるライセンスサーバーを利用する形となっていたが、今後はセットアップの簡略化と軽量な動作を実現した、スタンドアロン ライセンスサーバーを利用できる。