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TIS、エンタープライズiPaaS「Workato」を活用しバックオフィス業務を支援

 TIS株式会社は1日、ノーコード/ローコードでシステム統合からデータ連携を実現する米WorkatoのエンタープライズiPaaS「Workato」を活用して、人事領域や経営管理などバックオフィス業務を支援すると発表した。

 Workatoは、APIやDB連携の知識がないユーザーでも、ノーコード/ローコードによる自動化・システム間連携を可能にするエンタープライズiPaaS製品。APIを利用して各アプリケーション同士を連携するため、安全・安定したデータ連携を行える。

「Workato」の連携イメージ

 クラウド/オンプレミスを問わず、レガシーを含めた各種サービスと連携でき、RPAとの共存なども可能。さらに、人の判断が必要な承認プロセスなどをチャットツールと組み合わせることで、システム全体を自動化できる。また、Workatoにはさまざまなアプリケーションごとに、既に自動化された「コミュニティ・レシピ」という部品があるため、それらを開発に組み込むことにより、通常の実装と比べて素早く自動化を実現できる。

 TISでは、オンプレミスのシステムから、SaaSなどのクラウドサービス利用へのシフトが活発化しているが、それぞれのシステム同士をうまく連携させ活用していくためには、システム連携による業務負荷やシステム開発費用が増大するという課題があると説明。さらに、急速な市場の変化により、企業は迅速な意思決定も求められており、これらのシステムをいかに素早く、そして安価に連携し最新データを活用できるかが重要になっていると指摘する。

 そこで、TISではWorkatoを活用し、システム同士を素早く連携する支援を行うことにより、顧客の課題の解決を目指すと説明。人事領域での業務効率化や、経営情報の収集・分析・可視化により、経営判断の早期化を支援するとともに、内製化支援や導入支援の他に、Workato活用のための教育支援も可能としている。

 TISでは今後、基幹システムやミッションクリティカルシステムの開発・運用支援などで培ったノウハウや知見を活用し、Workatoの開発や運用設計・アセスメントや教育支援のサービス展開を実施し、顧客がWorkatoを最適に利用するための支援を行うとしている。