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キンドリルとノキア、グローバルネットワークとエッジコンピューティングの提携を拡大

 米Kyndryl(以下、キンドリル)とfフィンランドNokia(以下、ノキア)は米国時間14日、LTE/5Gプライベートワイヤレスサービスとインダストリー4.0ソリューションを世界中の顧客に提供するため、グローバルネットワークおよびエッジコンピューティングの提携を3年間延長し、拡充すると発表した。

 キンドリルとノキアは、グローバルネットワークとエッジコンピューティングに関する提携を2022年2月に開始した。以来、このパートナーシップは急激に拡大し、世界24カ国の企業との間でアドバイス、テスト、パイロット、完全な実装まで100以上のエンゲージメントにつながったと説明。両社は、企業やミッションクリティカルなインフラストラクチャーを運用している顧客が、最先端のLTEや5Gプライベートワイヤレスネットワークにより、デジタルトランスフォーメーションを加速できるようにするというビジョンとコミットメントを共有しており、現在、エンゲージメントの90%が工業製造分野の顧客で、多国籍の石油化学品メーカー、鉱業・林業、ユーティリティ・エネルギー会社も含まれているという。

 今回の提携拡大により、キンドリルはNokia Digital Automation Cloud(DAC)Advanced認証ステータスを獲得する。これにより顧客は、幅広いトレーニングを経てノキア製品やソリューションに精通した専門的なリソースとスキルを備えた人材を活用できるようになる。さらに、顧客はキンドリルのネットワーク導入を加速するケイパビリティや、特定市場におけるノキアのセルラー方式無線技術のサポートを利用できる。

 エンタープライズ向けのITとOTの融合および需要の高まりにこたえるため、キンドリル、ノキア、そしてPalo Alto Networksは、米国ノースカロライナ州ローリー(Raleigh)に共同でラボを開設し、高度なセキュリティ機能を備えた監査可能なワイヤレス接続機能を新たに提供する。コラボレーションにより、各企業の最も優れたツールとリソースを活用し、ネットワークのITとOT両面で産業用ネットワーキング用のマルチファクターゼロトラストモデルを実現する。

 キンドリルのネットワーク専門家は、典型的なModbusプロセスコントロールネットワーク基盤から統合システムを開発し、通常の作業現場以外にもアクセスとセキュリティを拡大する。Nokia Digital Automation Cloudを使用したプライベートセルラー接続機能によって、高度なモバイル機能とネットワーク拡大が可能になる。

 また、キンドリルとノキアは、ダウ・ケミカルの米国テキサス州フリーポートにある石油化学処理工場に、プライベートワイヤレスネットワークの実装に成功していると説明。ダウ・ケミカルの工場を高度な接続機能によってモダナイゼーションしたことで作業者の安全性が高まり、リモート音声・ビデオコラボレーションやリアルタイムでのスマートプロシージャが可能になったとしている。