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ウォッチガード、VPNゲートウェイ「Firebox NV5」とWi-Fi 6対応アクセスポイント「AP332CR」を発表
2023年1月16日 13:42
ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社(以下、ウォッチガード)は16日、VPNゲートウェイアプライアンス「Firebox NV5」と、Wi-Fi 6対応アクセスポイント「AP332CR」を新たにリリースした。
Firebox NV5は、分散型のセキュアなVPNトラフィック向けのソリューションで、管理者向けに集中型のセキュリティおよびロギングソリューションも提供する。企業の仮想または物理FireboxにつながるリモートVPN接続をサポートするように設計されており、WatchGuard Branch Office VPN(BOVPN)機能を使用して、本部のセキュリティアプライアンスにトラフィックをルーティングし、企業のオフィスに存在するデバイスと同一レベルの保護を提供する。エンタープライズクラスのSD-WAN機能も備え、キオスクやデジタルサイネージ、ATM、オフィス機器などのリモートアプリケーションへの導入に最適化されている。
ゼロタッチの導入・構成ツールを標準装備し、担当者はFirebox NV5をネットワークに接続するための設定に要する手間を削減でき、全てリモートで完結できる。現地スタッフがデバイスを電源とインターネットに接続するだけで、Firebox NV5が事前に設定された構成を自動的にダウンロードし、適用する。
ネットワークについては、ダイナミックパス選択機能により、ジッター、パケットロス、レイテンシーのリアルタイムモニタリングに基づき、最適な接続を選択する。このテクノロジーを活用することで、Firebox NV5は、セキュリティを維持しながら、高価なMPLSや4G/LTEの使用を削減し、ネットワークのレジリエンシー(耐障害性)を向上させられる。
また、Firebox NV5は、他のWatchGuard Firebox、Wi-Fi、認証、エンドポイントの各ソリューションと同じプラットフォームを利用しており、ファームウェアのアップグレードのスケジューリングやアクセスポイントのモニタリングなど、技術担当者は同一のユーザーエクスペリエンスで対応できる。
AP332CRは、Wi-Fi 6とWPA3暗号化セキュリティを提供し、屋内および屋外での利用に対応するアクセスポイント。2×2無線と4本の外部無指向性アンテナにより、5GHz帯で最大1.2Gbpsの通信を可能にする。PoE+ポート1基を搭載し、有線LANでは最大2.5Gbpsの転送速度をサポートする。
WatchGuard Cloudを導入・設定に利用することで、学校のキャンパスや公共のホットスポット、小規模な製造環境において、容易に拡張可能なネットワークの構築に理想的な環境を実現。WatchGuard CloudのWi-Fi標準ライセンスは、24時間態勢の常時レポート、年中無休の包括的サポート、診断、在庫管理などを含む基本的なクラウド管理機能を提供する。また、WatchGuard CloudにおけるWi-Fi向けWatchGuard Unified Security Platform Managementライセンスでは、Standardライセンスに含まれる全ての機能に加えて、30 日間のレポート、VPN構成、高度なPSA(プロフェッショナルサービスオートメーション)連携などの機能を提供する。
RAP(リモートアクセスポイント)に対応しており、WatchGuard Cloudで管理されているFireboxと、VPNでシンプルに接続が可能。WatchGuard Cloudの一元管理プラットフォームでは、マルチティアおよびマルチテナント機能をはじめ、高度なアクティベーション機能やインテリジェントなインベントリ管理機能を備える。
ユーザー企業のロゴ、背景、サムネイル画像など、企業ブランドのカスタマイズが可能なキャプティブポータルの作成も可能。容易に管理可能なウォッチガードの認証ドメインを通じて、企業の認証機能も提供する。