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NEC、米Archibusの統合型ワークプレイス管理システムを販売開始 コンサルから導入、運用支援までをトータルでサポート

 日本電気株式会社(NEC)は27日、米Archibusの統合型ワークプレイス管理システム「ARCHIBUS」を核として、不動産・建物・職場・設備の管理・利用を最適化するソリューションを提供すると発表した。米Archibus、およびARCHIBUSの国内正規認定リセラーである株式会社アイスクウェアドと販売パートナー契約を締結し、ARCHIBUSを販売・提供するほか、コンサルテーションから導入、運用支援までを提供し、企業のコスト削減や生産性向上に貢献するという。

 ARCHIBUSは、複雑な建物情報を体系立てて集約・統合することにより、設計・施工情報、地図情報と連携しながら、業務プロセスやプロジェクトを効率的に遂行することや、ファシリティに関する実績データと、業務や会計情報を統合した情報基盤を構築することを可能にしている。

 一方のNECでは、企業の設備活用を中心に、データを収集・分析して業務プロセスを最適化するマネージドサービス「デジタルプロセスイノベーション」を提供してきており、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなど小売業に採用された実績を持つ。

 今回はさらに、グローバルで実績を持つARCHIBUSをNECのマネージドサービスに追加することで、ワークプレイス管理やファシリティマネジメントで必要となるデータを1つのデータベースに統合し、土地・建物・建築物・設備等の管理・運営にかかわるすべての情報を可視化して、改善を行えるようになるとのこと。

 NECでは、不動産・建物・職場・設備を保有し、管理していくことに人的負荷・費用がかかっていた小売業、製造業、また通信等の公共インフラ産業などに対して、ファシリティ関連コストの分析から、施設使用率の向上や施設運用コスト削減など、各企業の課題抽出や業務改革デザインといったコンサルテーションを実施し、アイスクウェアドとの連携により、ARCHIBUSを提案していく考えだ。

 また、NEのグループ会社とともに、同システムを使った運用業務のサポート、人事・経理など基幹系システムとの連携まで、一気通貫でのソリューションを提供するとしている。