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HR Force、データの一元化とマーケティングの高度化に向けSnowflakeを導入

 Snowflake株式会社(以下、スノーフレイク)は6日、株式会社HR Forceがデータクラウド「Snowflake」を採用し、同社が保有するデータの一元化およびSnowflakeマーケットプレイスのデータと連携し、これらのデータを活用したマーケティングの高度化を実現したと発表した。

 求人広告運用ツール「Recruiting Cloud」を提供するHR Forceは、求人データや応募者データなど、膨大な採用市場データを保有している。HR Forceはこれらのデータを活用して、顧客に提供するサービス価値向上のためのマーケティング施策の高度化に関する課題を抱えていたという。

 HR Forceの従来のデータベースでは、データ集約のための十分なストレージがなく、一元管理が可能な環境構築が必要となっていた。それと同時に、HR Forceが扱う膨大な採用市場データや求人データは、情報の特性上、高いセキュリティ環境の確保も課題となっていた。

 HR Forceでは自社が保有する顧客データ、Recruiting Cloudから取得できる求人・応募者データ、外部から取得できる人口統計・地理・小売店舗データなど豊富なデータを活用し、マーケティング戦略や提供価値向上を目指している。しかし、これらのマーケティング戦略に必要なデータは、データ集約のための十分なストレージがなく社内で点在していたため、分析や共有に工数がかかっていたという。

 こうした課題に対し、Snowflakeを導入することで、HR Forceが保有する、求人データや応募者データなど膨大な採用市場データなどを、高い水準でのセキュリティ環境でデータ管理が可能になったと説明。また、点在していたデータを一元管理することで、業務に必要なデータに、素早く安全にアクセスし、活用できる環境を構築したという。また、ビッグデータとAI技術を活用して、企業と求職者のジョブマッチングニーズに応え、採用活動の時間やコスト削減も実現したとしている。

 HR Forceでは、自社のみでは取得できない外部データを、Snowflakeマーケットプレイスのデータプロバイダーから提供されるデータを通じて取得している。その一つに、Snowflakeマーケットプレイス上で公開されている、株式会社Truestarが提供するPrepperの、Prepper Open Data Bankから地理情報や人口統計データを取得し、社内外から集約されるデータの分析・連携を図ることで、アプローチ企業の選定などに利活用しているという。

 スノーフレイクが提供するSnowflakeマーケットプレイスは、画期的なアプローチにより、データへ直接アクセスし、迅速なデータの発見、安全かつ高いコストパフォーマンスでデータ活用を可能にすると説明。また、Snowflakeマーケットプレイスは、データ、データサービス、アプリケーションの共有、コラボレーション、商品化を簡素化し、顧客がデータクラウドでまったく新しい収益化と拡張されたインサイトを引き出すことを可能にするとしている。