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富士フイルムビジネスイノベーション、商業印刷向け高速ロール紙カラーインクジェットプリンター「Jet Press 2150CFG」を発表

Jet Press 2150CFG

 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社は21日、商業印刷向け高速ロール紙カラーインクジェットプリンター「Jet Press 2150CFG」を、国内で2023年2月1日に発売すると発表した。製品の価格はオープン。

 Jet Press 2150CFGは、従来機の特徴であるオフセット印刷に迫る高画質と、最速で毎分150m(A4カット紙換算で毎分1968ページ相当)の高生産性を継承し、外観をインクジェットプリンター「Jet Press」シリーズ共通のデザインに刷新した。

 インクジェットデジタルプレス「Jet Press」シリーズに搭載されている「SAMBA」ヘッドを採用。ヘッドのノズル付近のインクを絶えず循環させることで乾燥を抑制し、ノズル詰まりを防ぐ。常に最適な吐出状態を維持し、長時間の連続出力でも安定した高画質を実現する。

 最高1200×1200dpiの書き込み解像度により、高精細にプリント。色再現性と階調性に優れた水性顔料インクに定着剤を含有させ、インクが浸透しにくいオフセット印刷塗工紙にもプレコートなしでプリントが可能。インクの浸透性が大きく異なる上質紙を含め、幅広い種類の用紙に対応する。これにより、印刷会社で使用するオフセット印刷用紙にも高画質なデジタル印刷が可能となり、商業印刷のデジタル化を加速するとしている。

 フルカラーで最高速度毎分150mの印刷生産性と、給紙装置および巻き取り装置の組み合わせにより、一度に数万ページの大量プリントにも対応。大量・短納期のプリント業務において、高い生産効率を発揮する。

 メイン乾燥機には大径のヒートドラムを採用し、水性インクが浸透しにくいオフセット印刷塗工紙にも、高速印刷しながら強力な乾燥能力でインクを定着させる。また、オプションの補助乾燥機で乾燥能力をさらに強化でき、インクを早く乾かすことにより、オフセット印刷用紙で発生しやすい紙しわを軽減する。