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さくら情報システム、プロジェクト採算管理ERPソリューションをIT事業者向けに提供

キーウェアのIT事業者向けテンプレートを活用

 さくら情報システム株式会社は19日、キーウェアソリューションズ株式会社のIT事業者向けテンプレート「プロジェクト採算管理・役務購買統合テンプレート for Biz∫」(以下、IT事業者向けテンプレート)を活用した、「IT事業者向けプロジェクト採算管理ERPソリューション」を提供開始すると発表した。

 IT事業者向けテンプレートは、株式会社NTTデータ・ビズインテグラルのERPパッケージ「Biz∫」をベースに、IT事業者やプロジェクト受託型ビジネスを行っている事業者の個別要件に対応するために開発された業界特化型テンプレート。さまざまな切り口でのプロジェクト採算管理や損益管理、要員管理、外注先とのEDI取引といった機能を備えているほか、派遣法・下請法等の各種法令にも対応しているという。

 さくら情報システムでは今回、同社がこれまでのビジネスで培ってきたノウハウと、IT事業者向けテンプレートを組み合わせ、IT事業者向けプロジェクト採算管理ERPソリューションを新たに提供する。このソリューションでは、販売・購買業務から会計業務、採算管理までの機能を備えた、統一された基幹システムを構築し、業務の効率化、適切なプロジェクト別採算管理の実現を支援する。

 また、プロジェクトにおける要員管理機能も備えており、パートナー事業者への外注依頼から仕入計上までの購買業務をWebで完結可能。法改正に対応した契約管理・勤怠管理にも対応するとした。

 このシステムを導入した企業は、パッケージのバージョンアップを無償で受けられるため、迅速な法的要件対応や継続的な業務改善・効率化が見込めるとのこと。加えて、プロジェクト管理者はいつでも必要なときに採算情報を把握できるようになるので、迅速かつ的確な経営判断に貢献できるとしている。

 さくら情報システムでは、5年間で10社以上への導入を目指す。