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東芝データ、テレビCMなど企業プロモーション活動の効果測定を支援する購買統計データ分析サービス「Data flip」を提供

 東芝データ株式会社は12日、東芝グループの電子レシートサービス「スマートレシート」から得られる購買データを統計化し、実店舗における消費行動パターンを閲覧・分析できる、サブスクリプション型の購買統計データ分析ツール「Data flip」を10月20日に提供開始すると発表した。

 Data flipは、前日までの購買実績を即座にブラウザー上で閲覧でき、指定商品の購買状況や競合商品のシェア推移の把握など、流通チャネルの垣根を越えた消費行動の変化をタイムリーに捉えられるサービス。

 東芝データはこれまで、購買統計データ活用実績として、各種メディアや広告代理店向けに、特定商品の広告投下前後の購買動向把握や広告効果の検証結果をまとめたレポーティングサービスを行ってきた。

 一方、インターネット広告が勢いを増す昨今において、マス広告における集客・実売への効果の可視化が、必然的に求められ始めていると説明。Data flipはこうした、テレビCMや新聞広告など、企業プロモーションの効果測定などに役立てられる。

 Data flipは、スマートレシートから得られる、実店舗でどんな人が・いつ・どこで・何を・いくらで・いくつ購入したのかといった、レシートデータに基づいた膨大な購買統計データから、メーカーや商品を指定して、前日までの実績を即座に閲覧できる。

 インターネット広告と比較して定量化が難しい、テレビCMや新聞広告などの広告効果を、購買データを元に可視化。広告投下前後において狙ったターゲット層の購入量が増加したかや、競合ブランドからスイッチは起こったのかといった、購買行動の変化を捉えることで、広告効果の訴求に寄与する。広告投下前後の対象商品概況を理解し、施策の提案につながる基礎情報を素早く把握できる。

 直感的に使えるシンプルな操作画面で、指定した商品の売り上げや競合各社のマーケットシェアの推移を、グラフまたは表形式で一覧表示。興味のあるデータだけ表示できるフィルタ機能もあり、見たいデータを簡単に表示できる。

 購買翌日のデータがダッシュボード上に反映され、日次で消費行動パターンを閲覧・分析でき、天候やイベント実施などに伴う消費行動の変化をすぐさま捉えられる。

 東芝データでは今後、拡張機能として、テレビの視聴データや気象データとの掛け合わせによるデータ分析機能も、2023年に順次リリース予定としている。