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デル・テクノロジーズ、120以上の新機能を追加した最新ストレージ「Dell PowerStore」を国内提供開始

 デル・テクノロジーズ株式会社は23日、120以上の新機能を追加した「Dell PowerStoreOS 3.0」ソフトウェアを搭載した、第2世代の新しいストレージプラットフォーム「Dell PowerStore」の国内提供を開始した。

 新しいPowerStoreでは、性能と拡張性を大幅に拡張。性能面では、読み取り/書き込みの混合ワークロード速度を最大50%高速化、書き込み速度を最大70%高速化し、コピー処理速度を最大10倍高速化した。

Dell PowerStore

 拡張性では、筐体あたりの最大容量を66%増加し、クラスターあたり最大18PBe(4:1のデータ削減時での実効容量)以上を実現し、アプライアンスあたり最大8倍のボリュームをサポートする。エントリーモデルの「PowerStore 500」では、他のモデルと同様にスケールアップすることが可能になった。

 さらに、「SmartFabricストレージソフトウェア」により、新しい100Gb NVMe/TCP環境の接続性を向上。高速なNVMe/TCPネットワークへの接続により、ポートあたり約半分のコストで、最大73%も高速な接続性を実現できるとしている。

 エンタープライズ機能の拡充では、ストレージネイティブでのMetroエリア同期レプリケーションを追加した。これにより、あらゆるワークロード(ブロック、vVols、ファイル)をPowerStoreのネイティブ機能で保護することが可能になった。

 ファイルストレージの機能では、ファイルデータの処理能力の高速化、VMwareファイルサポートの追加、非同期レプリケーション機能のサポートなどの機能を強化。また、ファイルデータの筐体間移行をサポートするソフトウェアを無償で提供し、従来のファイルストレージからの移行を促進する。

 VMwareとの連携では、PowerStore Manager GUI内でエンドツーエンドにVMwareを可視化する機能や、スナップショットやレプリケーションなどの仮想マシン(VM)レベルのPowerStoreサービスを、vSphereから直接プロビジョニングする機能を追加した。

 サイバーセキュリティの対応では、工場から出荷されるハードウェアがサプライチェーンのどの時点でも改ざんされていないことを確認するHardware Root of Trust(HWRoT)をはじめ、セキュアブート、サードパーティーのキーマネージャーのサポート、エンドツーエンドのFIPS 140-2コンプライアンスなどの機能を追加した。