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パナソニック、360度カメラ・スピーカー・マイクの一体型端末「PressIT360」を8月発売

360度カメラスピーカーフォンPressIT360

 パナソニック コネクト株式会社は26日、ハイブリッドワークのWeb会議における課題低減に適した360度カメラスピーカーフォン「PressIT360」を、8月に発売すると発表した。価格はオープン。

 PressIT360は、Web会議に必要なカメラ、マイク、スピーカーが一体となったハイブリッド会議端末。本体に4つのカメラを搭載することで水平360度を撮影でき、会議室の中央に配置すると、どの席の参加者の様子も高画質かつ臨場感ある映像で伝えられる。

 5種類の映像モードを切り替えることができ、コミュニケーションに最適なカメラレイアウトで会議を進行できる。また、画像、音声認識により360度の範囲で人や音声を感知し、AI機能により発言者に映像をフォーカスできる。

 リモートワークの参加者も、表情や身ぶりをリアルな会議室に近い感覚で認識でき、発言するタイミングをつかみやすくなることから、参加者同士のつながりを感じる会議を実現できる。また、ホワイトボードや会議室の一方向のみを固定表示するモードは、単独カメラで撮影するため、ひずみの少ない映像で視認性を高められる。

 マイクは水平360度の広範囲をカバーし、半径最大5mまで音声認識が可能。エコーおよびノイズキャンセリングと音量均一化機能も搭載し、Web会議の課題である雑音やハウリングなどの音声トラブルを排除し、参加者の声が聞こえやすくなるよう調整する。クリアな集音・拡声により、リモートワークの社員の疎外感を軽減し、オフィスからWeb会議に参加している人との自然なコミュニケーションをサポートする。

 製品は、USB Type-Cケーブル1本で、電源供給とPCへの映像・音声データの伝送が行えるため、ACアダプターやカメラ、マイク、スピーカーをそれぞれ接続する必要がなく、Type-Cケーブルを接続するだけで簡単にWeb会議を始められる。また、本体操作部に配置されたボタンで音量操作や映像モードの切り替えができ、本体下部に配置されたLEDリングで現在の動作状態が色でわかるため、直感的に操作できる。

 さらに、PressIT360アプリケーションをPCにインストールすれば、カメラの位置調整、画質変更、ファームウェア更新などが可能となり、Web会議に応じた詳細設定を行える。

 製品は、径Φ64 mm(操作部除く)×高さ285mmのスリムデザイン、約950gと軽量で、オフィス内で持ち運んで簡単にWeb会議を始められる。また、本体底面には1/4インチサイズのネジ穴を備えており、三脚に固定して机上以外の場所への常設にも対応する。