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システムリサーチ、販売管理・財務会計システムと連携した電子帳簿保存法対応ソリューションを提供

 株式会社システムリサーチは27日、2022年1月改正の電子帳簿保存法に対応するソリューションを、11月から順次サービス提供を開始すると発表した。

 システムリサーチでは、同社の販売管理ソフト「BIG販売管理Neo・Simplex」や「財務会計ソフト BIG財務会計Neo」の伝票に、証憑(しょうひょう)となる注文書や領収書を登録すると、APIで連携したクラウドサービス「WArm+」にアップロードされ、タイムスタンプを付けて保管するサービスを、電子帳簿保存法対応ソリューションとして提供する。

 BIG販売管理Neoの電子帳簿保存法対応オプションでは、ファイル添付機能として、顧客から受領した、取引の証憑となる注文書などの電子データ(PDF)を、伝票にひも付けて管理する機能を提供。電子データはWArm+にアップロードされ、改変不可のタイムスタンプを付して保管する。

 また、BIG販売管理Neoから発行した請求書などの電子データ(PDF)に、タイムスタンプを付して保管する機能や、PDFの請求書などの情報を見ながら、検索に必要な得意先名や日付などの項目を入力できるファイルプレビュー機能、電子帳簿保存法の「可視性の確保」要件に沿った検索条件で、電子データを検索できる検索機能を提供する。

 販売管理や財務会計システムと、保管先のクラウドサービスであるWArm+とは、APIで連携する。他社開発の販売管理や財務会計システムとの連携もできるため、幅広く利用できる。

 また、提供するソリューションは、自由画面設計のCRMシステムWArm+をベースに開発しており、電子データの保存だけでなく、自社で管理したい台帳を複数作成して、電子帳簿保存とは別の活用も可能としている。