ニュース

ユニリタの農業経営支援クラウド「ベジパレット」正式版リリース、農業経営の利益最大化に必要な情報を提供

 株式会社ユニリタは10日、農業経営者に経営効率化への気付き情報を提供する農業経営支援クラウドサービス「ベジパレット」の正式版をリリースしたと発表した。2021年6月よりベータ版を提供してきたが、農家からのフィードバック、ならびにユニリタが運営する実証圃場での知見をもとに、正式版として提供を開始する。

 ベジパレットは、農業経営の利益を最大化するために必要な情報を提供する農業経営支援クラウドサービス。農業における収支に着目し、多角的かつ詳細に情報を表示できるので、圃場や農作物の作付同士の収支を比較して判断することや想定外の費用に気づくことが可能という。

 具体的には、圃場の状況把握と作付の予実状況把握を並べて表示・確認できるダッシュボードを提供。加えて、任意の複数圃場をグループにすることで、圃場グループごとに収支を確認できる機能も搭載した。

ダッシュボード
圃場グループごとの収支(グラフ)比較

 さらに圃場に対し、複数の作付に使う面積の配分や、作付に対して、複数の圃場からそれぞれ何割の面積かを指定することによって、面積あたりの詳細な収支が確認できるようにしている。

 また、従来の営農日誌と同様に日々の営農活動を記録できるので、圃場長と作業者による作業指示や作業報告を円滑に行えるとのこと。