ニュース

不正な経費利用を検知するクラウドサービス「Stena Expense」、飲食店の相場価格を考慮した検知機能を搭載

 株式会社ChillStacは15日、経費申請の規定違反や使い過ぎをチェックする不正経費自動検知クラウド「Stena Expense」において、飲食店で使用された経費が一般的な相場金額と大きな逸脱がないかを判定・抽出する新機能を実装し、提供開始すると発表した。

 Stena Expenseは、企業の個人立替経費の申請・承認データを網羅的に検査して、不正経費利用や異常経費利用を検知するクラウドサービス。経費の重複申請や交通費の水増しなどの不正検出だけでなく、AIが一人一人の従業員の申請履歴を踏まえて判断することで、特定個人との多頻度利用、特定店舗の多頻度利用など、不適切もしくは異常と推察される経費利用についても検出できるという。

 今回は外部APIとの連携により、飲食店で使用された経費(交際費・会議費に該当する明細)が、該当店舗の一人あたりの相場金額から大きく逸脱していないかをAIが識別・抽出する機能を搭載した。これにより、経理部門におけるチェック業務負荷を軽減し、さらなる効率化が図れるとともに、使用経費の妥当性検証を通して企業のガバナンス強化を実現するとしている。