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レノボ、HPC環境のas-a-Service「Lenovo TruScale HPC as a Service」を発表

 レノボは1月26日、オンプレミスのハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)環境に、クラウドのような消費モデルを導入する「Lenovo TruScale High Performance Computing as-a-service(HPCaaS)」を発表した。

 新サービスは、HPCとas-a-Service(サービスとしての提供)を組み合わせる形で、レノボのEverything-as-a-Serviceプラットフォーム「TruScale」ポートフォリオを拡張したもの。これにより、HPC分野の顧客は、これまで以上にスーパーコンピューティングのリソースを活用できるようになり、研究者はより短期間で問題解決が可能になるとしている。

 TruScale HPCaaSは、レノボが管理・サポートするシンプルな従量課金モデルを採用し、HPCクラスターのリソースを活用して、共有アクセスをコントロールする。顧客のデータセンターにテクノロジーを直接導入することで、HPCワークロードの管理者は、リソースの動的なアクセスと提供をオンデマンドで行えるとしている。

 追加のクラスター・リソースは、「プッシュボタン」方式のアクセスを通じて入手でき、企業は必要に応じて追加のコンピューティング、ストレージ、アクセラレーション機能を利用できる。

 レノボでは、一般的なHPCクラスターは、ほぼフル稼働状態で動作しており、演算とストレージのサイクルに対する需要が急速に拡大する中、ワークロードを追加する余裕はほとんどないと説明。TruScale HPCaaSでは、追加の容量が確保できるため、研究機関は助成金の申請プロセスを優位に進めつつ、より短期間で洞察を獲得できるとしている。