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米Dialpadとソフトバンク、クラウド型音声サービス「Dialpad」で0AB~J番号を利用可能に

回線敷設や機器設置は不要

 米Dialpadとソフトバンク株式会社は1日、Dialpadのクラウド型音声サービス「Dialpad」のオプションとして、回線の敷設や機器を設置することなく固定電話番号(0AB~J番号)による発着信が可能な「Dialpad Air 0AB-J」を提供開始すると発表した。

 「Dialpad」は、クラウド型のビジネス電話システム。クラウドPBXの主要機能を網羅した「Dialpad Talk」、営業活動を支援する「Dialpad Sell」、コンタクトセンター機能を備えた「Dialpad Contact Center」などのラインアップが提供されており、音声通話、ビデオ、ミーティング、チャットなど、ビジネスに必要不可欠なコミュニケーションを1つのツールで完結可能にするという。

 今回発表された「Dialpad Air 0AB-J」はこのオプションで、「Dialpad」に固定電話番号を割り当てることにより、「Dialpad」が本来持つ050番号に加え、固定電話番号を使った発着信に対応可能になる。「Dialpad」と組み合わせて、PCやスマートフォン、タブレットなどで利用でき、在宅勤務やリモートワーク、フリーアドレスなど、多様なワークスタイルをサポートするとした。

 また、電話回線の引き込みやゲートウェイ設備など、固定電話番号を利用するにあたって必要とされていた工事や設備は不要なため、顧客対応業務や社外からの問い合わせに、地域性がある固定電話番号を使いたいといったニーズに対応すると同時に、導入時の工事や運用管理の負担を軽減できるとしている。

 「Dialpad Air 0AB-J」の価格(税込)は、初期費用が1100円、月額費用が1番号あたり550円。利用にあたっては、「Dialpad」のライセンス契約が必要なほか、別途、ユニバーサルサービス料、電話リレーサービス料がかかる。