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DACと日本IBM、媒体社向け基幹業務管理ソリューション「Arc XP」の国内展開で協業

 デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(以下、DAC)と日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は23日、通信・メディア業界向けの基幹業務管理ソリューション「Arc XP」の国内展開において協業すると発表した。

 「Arc XP」は、企業のデジタル資産を一元管理することを目的に、米Washington Postが開発したSaaS型プラットフォーム。時間や場所を問わず、記事の作成から、写真や映像などのコンテンツ管理、校正や校閲を含む作業スケジュール管理まで、媒体社が必要とする業務の一括管理をクラウド上で行える点が特徴で、すでに世界24カ国1500サイト以上で導入された実績を持つという。

 日本市場では、Washington Postの独占パートナーとしてDACが導入を推進してきたが、今回の協業では、「Arc XP」を導入する、主にメディア業界の企業に対して、コンサルティングからシステム開発、既存システムとの連携や既存アセットの移行、ワークフローの整備、チェンジマネジメント、運用サポートまでの各種サービスを、両社がワンストップで提供するとのこと。

 なお「Arc XP」の導入により、媒体社は、紙面とデジタルの連携を高度化し、リアルタイムでのジャーナリズムを実現するとともに、広告やサブスクリプションなど、ユーザーに合わせたフレキシブルな収益モデルの構築が可能になるという。

 さらに、記者や編集者などの作業効率の改善や、タスク管理の迅速性・正確性の向上を促進し、新しい働き方を提供するなど、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)も支援するとしている。