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ムラテック、UTM機能内蔵のネットワークストレージ「InformationGuard EX」3モデルを発売

 村田機械株式会社(以下、ムラテック)は18日、UTM内蔵ネットワークストレージ「InformationGuard EX IPB-8550/IPB-8350」の2モデルと、ネットワークストレージ機能に特化した「InformationGuard EX IPB-8050」の1モデルを、ムラテック販売株式会社を通じて9月上旬から順次発売すると発表した。

 InformationGuardシリーズは、外部からの不正侵入やウイルス感染を防止するUTMと、ネットワークストレージを一体化した、中小規模オフィス向けセキュリティ対策製品。

IPB-8550/IPB-8350(左)、IPB-8050(右)

 新シリーズとなるInformationGuard EXは、外観デザインを一新し、UTM・ストレージともにパフォーマンスを向上した。ストレージ機能では、3台のHDDに同じデータを保存するトリプルミラー方式に加え、2台でミラーリングして残る1台をバックアップに利用する方式も新たに選択可能となり、ハードディスクをより柔軟に構成できる。

 また、InformationGuard EXの稼働状況レポートや、同じネットワーク配下の複合機へのFAX受信を専用アプリでPCに通知できるようになり、利便性が向上した。さらに、HDD故障など機器に異常が発生した際には、ムラテックのインフォメーションセンターにも通知され、いち早く機器の状態を把握してユーザーへ状況確認するといった、プロアクティブなサポートを実施する。

 PCの作業ログの記録やソフトウェア・USBメモリーの使用制限などができ、ネットワーク内部からの情報漏えいを防ぐ「InformationGuard Log Manager2」もUIを一新。各PCの稼働状況をより視覚的に可視化できるようになり、テレワーク中の従業員の勤務状況を把握するのにも役立てられる。

 各モデルとも、ストレージとしてHDDを3台搭載でき、搭載可能ドライブ容量は2TB/4TB/8TB。UTM機能を備える「IPB-8550/IPB-8350」の脅威対策スループットは、IPB-8550が450Mbps、IPB-8350が340Mbps。

 製品の価格(税別)は、5年ライセンス・2TB(トリプルミラー)モデルの場合で、IPB-8550が160万円、IPB-8350が140万円、IPB-8050が95万円。