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マクニカ、実際に動くMESを体験できる製造業向けの「DSF-MES導入体験サービス」を提供

 株式会社マクニカは13日、DX(デジタルトランスフォーメーション)プロジェクトを推進する製造業を対象に、安価かつ短期間で実際に動くMESを体験できる「DSF-MES導入体験サービス」を提供開始すると発表した。

 製造業でのDXについては、データ収集のインフラが重要であり、ITとOTの交点にあるMES(製造実行システム)の導入が必須になるという。ただMESの機能だけを見ると、さまざまなシステムに実装されており、代替する機能としては何かしらを持っている企業がほとんどであるものの、個別に構築されてきたために、体系化されていないケースが多く見受けられるとのこと。

 マクニカでは、こうした状況が、製造業DXを実現する上でMES刷新の検討を難しくしている要因だと指摘。MESを検討する企業向けに、「DSF-MES導入体験サービス」を提供開始する。これを利用すると、シーメンスのMESパッケージを活用した、マクニカ独自のメソッドによるワークショップを通じて、短期間でMES導入時のイメージと効果を確認できるとした。

 具体的には、現状の把握から、ベストプラクティスのシナリオにあわせたデモを行うことにより、本当に必要な自社要件を定義し、MESパッケージの適合性を判断できるようにする。これにより、MESの導入検討時に課題となる、MESの導入イメージをあらかじめ想定可能になるため、よりスムーズにプロジェクトを推進できるとした。

 なおマクニカでは、7月14日より開催されるシーメンスのオンラインイベント「SIEMENS Realize Live Japan 2021」において展示を予定しているとのことだ。