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さくらインターネットとPingCAP、さくらのクラウドでオープンソースの分散型SQL DB「TiDB」を提供

 さくらインターネット株式会社と、オープンソースの分散型SQLデータベース「TiDB」を開発するPingCAPの日本法人であるPingCAP株式会社は8日、さくらインターネットのIaaS型クラウドサービス「さくらのクラウド」でTiDBを提供することに合意したと発表した。

 サービス名は「エンハンスドデータベース(TiDB)」で、さくらのクラウドの新機能を実験的に提供する「Labプロダクト」として提供する。料金は無料で、さくらのクラウドの通常利用料金内で利用できる。

 TiDBは、水平方向のスケーラビリティと一貫性、MySQLとの互換性による可用性を備えた、クラウドネイティブの分散型SQLデータベースプラットフォーム。TiDBを用いることで、コードを変更することなく、分散化型データベースの特長を生かしたサービス開発を行える。

 さくらのクラウドで提供する「エンハンスドデータベース(TiDB)」は、データベースシステムの構築や運用をさくらインターネットが担い、ユーザーによる煩雑なデータベース基盤の管理が不要なマネージドサービスとして提供する。これにより、ユーザーのサービスの成長に合わせて簡単に拡張できるデータベース環境を提供できるとしている。