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NRIセキュアのファイル転送/共有サービス「クリプト便」、PCI DSSに準拠

PCI DSSに準拠した環境で利用するための新オプションを提供

 NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(以下、NRIセキュア)は13日、セキュアファイル転送/共有サービス「クリプト便」が、クレジットカード業界の国際的なセキュリティ基準である「PCI DSS」に準拠したことを示す認証を、4月22日に取得したと発表した。これに伴い、PCI DSSに準拠した環境でクリプト便を利用するための「セキュリティ強化オプション(PCI DSS)」を提供開始した。

 クリプト便は、機密情報の受け渡しに特化した法人向けファイル転送・共有サービス。セキュリティ専門家による開発・運用を行っている点が特徴で、意図しないファイル操作を防ぐための画面・権限設計を重視しているという。

 今回は同サービスにおいて、クリプト便のユーザーアカウントに対して、PCI DSSの各要件を満たす処置を強制的に有効にする機能「セキュリティ強化オプション(PCI DSS)」を新たに提供する。具体的には、アカウントロック期限の上限値短縮、セッションタイムアウト時間の短縮、パスワードポリシーの設定可能な範囲の制限を実施するとのこと。

 なおNRIでは、PCI DSSの認証を受けたことで、従来は電子記録媒体の郵送やFAXなどで社外とやり取りしていた、クレジットカード番号を含む重要情報についても、クリプト便で取り扱えるようになったとアピールしている。