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デジサート、PKI管理プラットフォーム「DigiCert ONE」を日本市場で提供

 デジサート・ジャパン合同会社は22日、PKI管理プラットフォーム「DigiCert ONE」(デジサート・ワン)を、日本市場で提供開始すると発表した。デジサート日本法人と提携パートナーから日本市場の法人顧客向けに提供する。

 DigiCert ONEは、コンテナベースのクラウドネイティブ設計に基づいて構築された、継続的インテグレーション(CI)/継続的デリバリー(CD)を実現するPKI管理プラットフォーム。デジサートがホストするサービスとして利用できるほか、顧客がDigiCert ONE自体を任意のロケーションにホストすることにも対応する。

 コンテナベースのクラウドネイティブアーキテクチャーにより、拡張性が高く、セットアップも迅速で、現在の環境の規模や構成を問わず、これまで数週間かかっていた立ち上げ時間が最短で数時間に短縮される。この短期間の実装は、複雑な作業やコンサルタント費用、標準統合プロセスなしで、数万もの証明書をほぼ同時に発行して管理できる。

 DigiCert ONEは今回、企業内認証局の運用を可能にする「DigiCert Enterprise PKI Manager」、IoT機器のセキュリティを管理する「DigiCert IoT Device Manager」を新たに準備した日本のデータセンターから、6月末に提供を開始する。また、アプリケーションのコードサイニングに特化した管理インターフェイスの「DigiCert Secure Software Manager」も、グローバルで冗長化されたデータセンターから正式に提供を開始する。

 日本のデータセンターからサービスを提供することで、日本国内での個人情報管理コンプライアンスや業界ルール・標準の順守への対応が可能になるとしている。また、DigiCert ONEの日本導入にあたり、これまで日本顧客向けにサービスを提供してきた既存のデータセンターに加え、新たに2つの冗長化されたデータセンターを構築し、6月末より稼働を開始する予定。検証環境(PoC)についても、4月22日に受け付けを開始した。