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ALSIのクラウド型経費精算サービス、電子帳簿保存法のスキャナ保存要件対応したオプションを提供

 アルプス システム インテグレーション株式会社(ALSI)は、クラウド型経費精算サービス「BIZUTTO(びずっと)経費」において、電子帳簿保存法のスキャナ保存要件対応した「電子帳簿保存法オプション」を追加し、4月19日から提供開始すると発表した。

 BIZUTTO(びずっと)経費は、経費精算にかかる手間を削減するサービス。経費精算、交通費精算、国内出張精算、海外出張精算、仮払い申請、支払い申請などの手続きをクラウド上で行うことができる。今回は同製品において、電子帳簿保存法のスキャナ保存要件対応した「電子帳簿保存法オプション」が追加された。

 電子帳簿保存法のスキャナ保存要件では、保存された電子データの真実性や可視性を確保するための要件が定められており、複雑な手順が必要となるが、新オプションを利用することにより、煩雑な一連の流れを効率化できるという。

 新オプションでは、まず、領収書等の添付されたデータが保存されるタイミングを、「申請時」または「最終承認後」の2つから選択可能にしている。これにより、例えば、原本書類の受領者がすべての工程を処理する場合には、「おおむね3営業日」以内の保管ルールにあわせて保存タイミングを申請後に設定するなど、各社の運用に合わせた設定を行えるとした。

 また、データを添付して申請したタイミングで、電子化されたデータの解像度、階調がスキャナ保存の法令要件を満たしているかどうかを自動的に確認し、要件に満たない場合にはアラートを表示する機能を搭載している。申請時には、添付されたデータの読み取り情報も自動的に保管される。

 さらにチェック後は、株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・ビジネスブレインズの統合型電子データ保存サービス「ClimberCloud(クライマークラウド)」と連携し、タイムスタンプを自動付与した上で保存する仕組みが提供される。なお、BIZUTTO経費の電子データ保存サービスでは、令和2年度の税制改正による電子帳簿保存法に準拠しており、電磁的記録を訂正・削除した場合には、その履歴が自動的に保存され、いつでも確認できる仕組みを提供しているとのこと。