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キャッチネットワークとCTC、愛知県西三河地区でローカル5Gネットワークサービスを2022年春に提供開始

 株式会社キャッチネットワークは16日、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)と共同で、2022年春にローカル5Gネットワークのサービスを開始すると発表した。サービスは愛知県西三河地区の製造業を中心に展開する予定。

 キャッチネットワークは、愛知県刈谷市、安城市、高浜市、知立市、碧南市、西尾市を中心に、インターネットやケーブルテレビなどの通信・放送事業を展開するケーブルテレビ局。

 キャッチネットワークでは、同社のデータセンターにローカル5Gのコア装置を設置し、周辺地域の顧客に基地局から5G端末までのネットワーク接続サービスを提供する。キャッチネットワークが保有する光ファイバー網を活用して、基地局からコア装置までを最短で接続することで、通信における遅延の回避も図る。CTCは、大規模ネットワークシステムの提供で蓄積したノウハウを活用し、サービスのシステム設計や構築を担当する。

 ローカル5Gネットワークサービスは、特定のエリア内で超高速、超低遅延、多数同時接続の通信環境を実現。サービスの顧客は、高速で大量のデータをリアルタイムで処理することが可能になり、AI(人工知能)、AR(拡張現実)技術を活用した遠隔作業や、AGV(無人搬送車:Automatic Guided Vehicle)のシステムで、工場施設内の省力化や自動化が可能になるとしている。

 2022年春のサービス開始に向け、キャッチネットワークとCTCは、ノキアソリューションズ&ネットワーク合同会社と連携して、ローカル5Gの通信環境における通信速度の測定や、パケット損失・遅延の評価などを目的とした技術検証を、2021年10月から開始する予定。

キャッチのローカル5Gネットワークサービスのイメージ図