No.1、アレクソン、NTTPCの3社、中小企業向けのリモートワーク環境構築機器「Telework Station」を販売

　株式会社No.1、株式会社アレクソン、株式会社NTTPCコミュニケーションズ(以下、NTTPC)の3社は16日、共同開発した中小企業向けのリモートワーク環境構築機器「Telework Station」を販売開始したと発表した。

　Telework Stationは、自宅からオフィス内の業務用PC（社内PC）へのアクセス・操作を可能にするソリューション。Webサーバーをリモートワーク環境の構築に利用しており、同製品をオフィスに設置するだけで、自宅のPCからWebブラウザを用いて社内PCへアクセスし、業務を行えるようになるという。

製品の利用イメージ

　導入にあたっては、在宅勤務者のリモート接続のための固定IPや、サービスの契約などは不要で、設定・操作も直感的かつ簡単に行えるため、ネットワーク管理が不要な点も特徴。在宅勤務者は、WebブラウザからURLを指定するだけで社内PCにリモート接続でき、特別な設定やネットワークの変更を行う必要もないとした。

　さらに、タブレット端末でもリモート接続可能なため、営業先でのプレゼンなど、さまざまなシーンで活用可能。社内PCがWake on LAN対応であれば、自宅から社内PCの電源を入れることも可能になるとのこと。

　なお、オフィスへのアクセスには暗号化されたHTTPS通信を利用。リモート接続はVNCないしRDPに対応し、端末ごとに選択できる。

　ラインアップとしては、最大リモート接続PC台数（10台/20台）、およびライセンス期間（5年/6年/7年）に応じた6モデルを用意する。3社では、リモートワークのニーズが高いものの、十分に導入が進んでいない東名阪エリアより順次販売開始を開始する計画だ。

接続画面