NECソリューションイノベータ、適切な資料共有で会議の円滑な進行を支援するクラウドサービス「ConforMeeting SaaS版」

　NECソリューションイノベータ株式会社は12日、SaaS型ペーパーレス会議サービス「ConforMeeting SaaS版」を提供開始すると発表した。

　NECソリューションイノベータでは、これまで、ペーパーレス役員会議システム「ConforMeeting/e」を提供してきたが、リモートワークが急速に普及し、会議が従来の会議室に集まるスタイルからオンラインへと変化している中、意思決定のさらなる迅速化、議論の質向上が求められていることから、導入が容易なSaaS型でWeb会議システムとの連携を可能にした「ConforMeeting SaaS版」を新たに提供することにしたという。

　同サービスを利用すると、Web会議システムの機能では使い勝手に課題のあった資料操作を改善できるとのことで、表示された資料を見るだけでなく、参加者の手元でのページめくりやメモ書き、過去の会議資料の確認などを行えるようになる。これにより会議内容の理解を促進し、リモート会議における議論の質向上、意思決定の迅速化を支援するとした。

利用者の画面イメージ

　セキュリティ面では、会議資料は過去の資料含め会議参加者の端末には保管されず、暗号化してクラウド上で一元管理する仕組みを搭載しているので、秘匿性の高い資料でも安心して共有できるという。

　また会議事務局向けに、発表者の交代や資料の切り替えなどの議事進行をサービス上でコントロールする機能を提供。事務局が事前に議事（発表者、資料、持ち時間）を設定しておけば、画面上のタイマーによって、議題ごとに決められた時間配分での進行を促進できるとしている。

事務局の画面イメージ

　なお、Web会議システムのIDを事前にConforMeeting SaaS版へ設定しておくことにより、会議開催時に自動でWeb会議システムが起動するとのことだ。

　価格（税別）は、10ID、ストレージ1GBを含めた基本サービスが月額3万円で、6カ月の最低契約期間が設定されている。また、追加1IDごとに月額3000円、追加5GBごとに月額5000円が必要となる。