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マクニカ、工場のシミュレーションモデル作成を支援する「デジタル工場導入支援サービス」を提供

 株式会社マクニカは21日、デジタル化やデジタルトランスフォーメーション(DX)プロジェクトを推し進める製造業を対象として、「デジタル工場導入支援サービス」の提供を開始した。

 デジタル工場導入支援サービスは、シーメンスの生産シミュレーションソフトウェア「Plant Simulation」を活用し、工場のデータをもとにモデルを構築するサービス。

デジタル工場導入支援サービスの全体像

 サービスは、モデルをもとにシミュレーションを行うことで、実際の工場の改善につなげるデジタルツインに向けた第一歩として、大まかな全体把握から徐々に精度を向上していくことが基本コンセプトとなっている。

 インプットとアウトプットのライブラリが用意されているため、必要となるデータを用意するだけで、デジタル空間上に実際の工場のモデルを7~8割程度の精度で再現できる。必要となるデータは、ワークフローや段取り時間、各設備の処理時間など、製造現場で記録されているデータがほとんどで、デジタル空間上での工場のモデル作成は最短2週間で可能となる。

 作成したモデルをベースにシミュレーションを行うことで、現在の工場の状態や大まかな傾向の把握が可能になり、実際に取り組むべき課題や、課題解決の優先順位付け、そのために必要となるデータを明確化でき、DXプロジェクトを推進する関係部署が、共通のデータをもとに全体把握・課題設定・投資判断を行うことが可能となる。

 マクニカでは、サービスを利用する顧客が、自社でデジタルツインを活用・運用できるよう、伴走サービスについても合わせて提供する。