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NTT Com、マルチ/ハイブリッドクラウド環境のオペレーション品質向上を実現する「X Managed Platform」実証実験を実施
2020年10月9日 12:34
NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は9日、株式会社フィックスポイントと共同開発を進めている、マルチクラウド・ハイブリッドクラウド環境におけるオペレーション品質の向上を実現する次世代運用基盤「X Managed Platform」の実証実験を11月に開始すると発表した。NTT Comでは実験の結果を踏まえ、2021年1月に本格提供を開始予定。
X Managed Platformは、オンプレミスのレガシーなシステムからクラウド上の最新システムまで、幅広いITリソースを統合的に監視・運用するプラットフォーム。
マルチクラウドやハイブリッドクラウドなど、個々のリソースが複雑に絡み合うシステムにおいて、ネットワークも含めて全体の構成を把握し、一元的な対応を可能にする。これにより、不具合時の影響範囲や発生原因を素早く特定し、トラブル対応の長時間化を防ぐ。また、運用状況を総合的に把握できるため、必要に応じてICT基盤を増強するなど、継続的な改善が可能にする。
故障発生時の通知や原因の一次切り分けなど、頻度の高いオペレーション作業を自動化でき、手作業に比べて人為的なオペレーションミスを抑制できる。また、プラットフォームはパブリッククラウド上に構築され、ビジネス展開に応じて迅速かつ柔軟に拡張できる。
実証実験では、プラットフォームを用いてマルチクラウド・ハイブリッドクラウド環境に構築された商用システムと通信機器を、NTT Comのオペレーターが運用することで、プラットフォームの実用性と対応時間の評価を行う。実施期間は2020年11月~12月。実験項目は、複数システムの統合監視、トラブル発生時の自動通知、トラブル原因の自動切り分け、トラブル対応時間の評価。
NTT Comでは、実験の結果を踏まえ、プラットフォームの継続的な改善に取り組むとともに、2021年1月からの本格提供開始に向けた検討を進める。また、10月14日~16日に開催する「NTT Communications Digital Forum 2020」で、システムの紹介を行う予定。