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最適な防災情報を迅速にデジタルサイネージへ配信――、NTTテクノクロスとゲヒルンが新サービス

ひかりサイネージ 防災情報配信サービスの利用イメージ

 NTTテクノクロス株式会社とゲヒルン株式会社は25日、最適な防災情報をデジタルサイネージへ迅速に配信する新サービス「ひかりサイネージ 防災情報配信サービス」を、11月下旬より提供すると発表した。NTTテクノクロスのデジタルサイネージ「ひかりサイネージ」と、ゲヒルンの「防災情報配信システム」との連携によって実現する。

 この連携サービスは、災害発生時や気象警報発表時に、設置場所に応じた防災情報の表示を可能にするもの。多くの人が集まる交通機関や観光地のほか、従業員の防災対策として、オフィスや工場などへの設置にも適しているという。

 また文字フォントには、ゲヒルンの提供している「特務機関NERV防災アプリ」と同様の、シンプルで視認性が高い「AXIS Font」を採用。色覚に異常を持つ人でも見やすい配色にするなど、アクセシビリティを重視している。さらに、地図を使って対象地域を表示し、危険度に応じて色分けを行っているため、訪日外国人も認識しやすいコンテンツになっているとのこと。

気象特別警報の表示例
地震情報の表示例

 加えて、用意されたテンプレートを利用してオリジナルコンテンツを配信する機能を備えており、防災情報と一緒に、最寄りの避難所や多言語での案内を表示することも可能。コンテンツはサイネージ端末ごとに指定を行えるので、設置場所からの避難経路を表示することもでき、これらにより、災害発生時や気象警報発表時の迅速な判断・避難を支援するとしている。

フルHD縦置きディスプレイ向けテンプレートを利用したコンテンツ例

 予定価格は1台あたり月額2000円(税別)で、別途、ひかりサイネージの契約(1台あたり月額3600円から、税別)が必要となる。