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IIJ、企業の情報システム部門の役割をまるごと請け負う「ストラテジックITアウトソーシング」を開始

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は13日、企業の情報システム部門に代わってITインフラに関わる業務と資産調達をまるごと請け負うソリューション「ストラテジックITアウトソーシング」の提供を開始した。

 ストラテジックITアウトソーシングは、ITインフラの戦略立案・企画検討から調達、構築、運用まで、情報システム部門の役割をまるごと請け負うソリューション。顧客からの要望に応じてITインフラのシステムや役務を提供してきた従来型のアウトソーシングサービスとは異なり、情報システム部門の業務全般を代行する体制を提供するとともに、情報システム部門が持つ事業目標に即したKPIを設定し、達成をコミットする。

 提供するITインフラおよびサービスの運営業務全般を、IIJが代行。IIJがITサービス事業者として培ってきたシステム運用の知見、ノウハウにより、システム全体の安定稼働および可用性を担保し、顧客の業務負担を軽減する。

 ITインフラ環境の標準化、利用サービス・製品選定および調達の一元化、運用自動化により、提供範囲におけるシステム維持/運用のコストを最適化し、さらに顧客と合意した比率で、継続的に年間コストを削減する。顧客は、高品質なITインフラを維持しながら、コストパフォーマンス向上、運用業務からの解放が可能になるとしている。

 ストラテジックITアウトソーシングの価格は、顧客が扱うシステムの範囲やIIJが担う業務の範囲に応じた個別見積もり。

 IIJでは今後、並行して開発を進めているインフラ運用の自動化を実現する仕組みを中心に業務全体の効率化を推し進めつつ、クラウドサービスへのリフト&シフトを促進するサービスや、顧客のDX人材育成支援を行うサービスなどを整備していくことで、戦略的アウトソーシングビジネスを推進していくとしている。