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アシスト、AIプラットフォーム「DataRobot」を販売 エンドトゥエンドでAI活用基盤の構築を支援

 株式会社アシストは13日、米DataRobotのエンタープライズ向けAIプラットフォーム「DataRobot」を販売開始すると発表した。これによって、AI事業への本格参入を図る。

 「DataRobot」は、機械学習モデル生成のプロセスを自動化し、高精度な予測モデルを素早く簡単に生成できるソフトウェア。さまざまな機械学習の手法をAIが自動的に取捨選択する仕組みを備えており、最適な予測モデルの構築をソフトウェアが支援してくれるという。

 一方で機械学習におけるデータの前処理は、AIプロジェクトの成功に不可欠であり、処理の効率化や自動化が重要な課題となっていたが、アシストでは、データ準備のプロセスを効率化するデータプレパレーションソフトウェア「Paxata(パクサタ)」を、2016年から日本総代理店として販売し、機械学習に取り組む企業を支援してきた実績を持つ。また、「DataRobot」と「Paxata」を組み合わせて利活用するAIプロジェクトでは、DataRobot社と共同で支援を行い、多くの企業をサポートしてきたとのこと。

 そうした中で、「Paxata」を提供していた米Paxataは、2019年12月にDataRobot社によって買収され、「Paxata」と「DataRobot」の両製品が合流したことにより、今回、アシストが「DataRobot」の販売・サポートを提供することになったとした。

 アシストでは、BIやデータプレパレーション、データインテグレーション、BRMSなどの領域で蓄積した知見やノウハウを通じて、顧客のデータ活用を支援していくとアピールしている。

 なおアシストでは、データ活用基盤「aebis」ならびに業務自動化ソリューション「AEDAN」の中心に、新たにAIソリューションとしてDataRobotを位置付け、エンドトゥエンドでAI活用基盤の構築を支援していく考えで、AI活用基盤を今後3年間で50社に導入し、20億円の売上を目指すとのことだ。