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LIVE BOARDとNTTテクノクロス、サイネージ広告のインプレッション計測モデル確立に向け実証実験を開始

 株式会社LIVE BOARDとNTTテクノクロス株式会社は6日、屋内デジタルサイネージにおけるインプレッション計測モデルの確立に向け、実証実験を行うと発表した。期間は3月9日から27日まで。

 今回の実証実験では、LIVE BOARDの持つDOOH(Digital-Out-of-Home:屋外デジタル広告)の知見と、NTTテクノクロスが持つ画像解析の知見を基に、屋内デジタルサイネージにおけるインプレッション計測を行う。

 具体的には、デジタルサイネージ横に設置したカメラでデータを収集し、広告視認数を計測するとのことで、一般的な来館者データを収集するピープルカウンター、両社がそれぞれに用意したカメラ映像の解析ソフトウェア2つを用いて、各方式で計測したデータを比較・突合する。

 これにより、各方式におけるデータの特徴確認、課題抽出、インプレッション計測モデルの検討を実施するとのこと。なおいずれの方式でも、個人が特定されるような情報は保存されないとしている。

 実施場所は、品川シーズンテラスのアトリウム内のデジタルサイネージ周辺となる。品川シーズンテラスでは、オフィス棟入居者、商業エリア来館者への周知を目的にデジタルサイネージの活用を進めており、この実証実験で得られた人流データをもとに、デジタルサイネージを用いた入居者、来館者への効果的な周知・情報提供を推進する予定だ。

品川シーズンテラスに設置されているデジタルサイネージ