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建設現場向け画像データ管理サービス「StructionSite」の国内販売体制を構築
オーク情報システムとチェンジが統括代理店に
2020年2月20日 16:06
株式会社大林組、株式会社オーク情報システム、株式会社チェンジ、米StructionSiteの4社は20日、StructionSite社が開発した建設現場向け360°画像データ管理サービス「StructionSite」に関し、国内での販売体制を構築すると発表した。
StructionSiteは、平面写真だけでなく、360°カメラで撮影した画像や動画を図面上に配置し管理するサービス。利用者は、PCやモバイル端末からStructionSiteにアクセスすることにより、いつでもどこからでも建設現場内の状況を確認できる。また、画像上の特定の個所に印を付けて会話をする「チャット機能」を利用し、建設現場の気になった個所について、チームメンバー内で指示や報告のやり取りを行えるとした。
さらに、同じ撮影地点の画像を履歴で管理し、画面上で並べて表示することも可能なため、同じ地点の「過去と現在」の状況を対比することもできる。加えて、BIMモデルを画像データとして取り込むことで、建設現場とBIMモデルとの比較も可能にするとした。
このほか、360°カメラのビデオ機能を利用した自動撮影に対応。図面上でスタート地点を定めれば、撮影者が進んだ方角や距離を画像から認識して位置情報を推定する仕組みにより、建設現場内を移動しながら撮影した360°画像データが、自動的に図面の適切な位置に配置されていく。利用者は配置された軌跡を選択していくことで、建設現場を歩き回るように360°画像を確認することが可能だ。
大林組では2018年9月、米国シリコンバレーの拠点「シリコンバレー・ベンチャーズ＆ラボラトリ（SVVL）」を通じてStructionSite社に資本参加し、大林組グループが施工する国内外の建設現場でStructionSiteを利用しながら機能拡充を支援してきた。
今回は、チェンジおよび大林組のグループ会社であるオーク情報システムの2社を統括代理店として、2020年春より、日本国内におけるStructionSiteの販売を開始するとのこと。
