ニュース

リコー、「印刷」「機器管理」など複合機の管理・運用機能を統合した「RICOH カンタンセキュアプリントfor Cloud」を提供

 株式会社リコーは4日、企業の働き方改革を支援するソリューションとして、「印刷」「ユーザー認証」「機器管理」「レポート自動作成」など複合機・プリンターの管理・運用機能を統合したクラウドアプリケーション「RICOH カンタンセキュアプリントfor Cloud」と、複合機で受信したFAX文書を自動でクラウドにアップロードして外出先から確認できるアプリケーション「RICOH カンタンファクス仕分けfor Cloud」の2商品を2月12日に発売すると発表した。

 RICOH カンタンセキュアプリントfor Cloudは、これまで複合機・プリンター向けに個別に提供していた各機能を統合してワンパッケージで提供し、便利でセキュアなプリント環境を実現するクラウドアプリケーション。

 アプリケーションの利用により、場所にとらわれない印刷が可能となり、PCやモバイルからデータをクラウド上に登録することで、社内の各フロアや関連会社のオフィスなどに設置されているどの複合機・プリンターからも自由に印刷できる。

 顧客の利用環境に合わせてPINコードやICカードなどさまざまな認証方法に対応。個人認証によるオンデマンド印刷により、自分の印刷物を確実に受け取ることができ、紙からの情報漏えいリスクを抑えることができる。また、ユーザー単位で個人認証を行うため、ユーザーごとに機器の利用制限をかけることもできる。

 登録機器・ユーザーの利用情報の可視化も可能で、あらかじめ設定した締め日に合わせて、月々の利用状況についてレポートを自動作成する。管理者は専用ウェブページにアクセスすることで、登録されているすべての機器の状態を一覧で確認でき、状況をリアルタイムで把握して対応に役立てられる。

 RICOH カンタンセキュアプリントfor Cloudの価格(税別)は、1デバイス月額2000円、インストールキットが1デバイス1500円。合わせて購入する「RICOH クラウドアプリケーション スタートパック」は1契約5000円。

 RICOH カンタンファクス仕分けfor Cloudは、複合機で受信したFAX文書をクラウド上に転送・保管できるアプリケーション。

 複合機で受信したFAXは、OneDrive for BusinessへPDFファイル形式で自動転送される。ファイルは自動で登録フォルダに仕分けされ、OneDrive for Businessのリンクを記載した通知メールが登録したアドレスに自動配信される。これにより、外出先でもPCやスマートデバイスからすぐに内容を確認することができ、タイムリーな対応を可能にする。

 また、送信側のFAX番号(ナンバーディスプレイ)、登録フォルダ名、FAX受信通知メールアドレスは、Excel形式の定義表で簡単に管理できる。

RICOH カンタンファクス仕分けfor Cloudの価格(税別)は、1デバイス月額2000円、インストールキットが1デバイス1500円。合わせて購入する「RICOH クラウドアプリケーション スタートパック」は1契約5000円。