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電設資材専門商社の新明電材株式会社、次期経営基幹システムにSAP S/4HANAを採用

 SAPジャパン株式会社と株式会社DTSは20日、電設資材専門商社の新明電材株式会社がSAPの次世代ERPスイートの最新版「SAP S/4HANA」の採用を決定し、2019年6月から導入プロジェクトを開始していると発表した。DTSが、プロジェクトの管理運営全般、新業務設計からテンプレートを活用したシステム構築および稼働後の運用保守を実施する。

 新明電材では、長年スクラッチで開発された基幹システムを運用してきたが、属人的なシステム運用からの脱却、さらなる現場対応力の強化、組織体制の整備などに対応できる次期経営基幹システムとして、SAP S/4HANAの採用を決定した。

 システムの選定にあたっては、変化の激しいビジネス環境を下支えするIT基盤は柔軟性が欠かせないことから、スクラッチによる構築案は初期段階で検討から外し、アドオン開発が少なく維持・運用性を重視したパッケージを前提に比較検討を行った。

 その結果、多様な業界やあらゆる企業における実績や、事業拡大や組織変更に対応できる拡張性・変化対応力、耐監査性を強化する統制機能、複数事業の経営状況を迅速に把握し経営判断できる仕組み、将来的に海外事業展開する際にも対応できる機能といった点を評価し、SAP S/4HANAの採用に至ったという。