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ウォッチガード、製造現場や屋外などに対応するセキュリティアプライアンス「Firebox T35-R」を発表

 ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社は14日、製造現場や屋外など厳しい環境に対応したネットワークセキュリティアプライアンス「Firebox T35-R」を発表した。

 Firebox T35-Rは、中堅/中小企業、分散拠点を持つ大企業、マネージドサービスプロバイダを対象とし、オフィスやデータセンターに従来提供されているものと同品質のウォッチガードのセキュリティサービス、パフォーマンスを提供するアプライアンス。

IP64準拠の防塵/防滴仕様で、気温-40℃~60℃の間で運用が可能。筐体をカスタマイズすることなく、通常とは異なる厳しい設置環境に対する耐性を備える。12V~48VのDC電源が利用可能で、オプションでAC電源でも利用できる。

 サイト間のVPN接続をシンプル化できるとともに、高い信頼性と管理性を備え、APT Blocker、TDR(相関分析、優先順位付け、レスポンス)、DNSWatch、IPS、ゲートウェイアンチウイルスなどの高度なセキュリティ保護機能を、ネットワーク速度を落とすことなく適用できる。

 製造業者やITソリューションプロバイダは、ウォッチガードの一元化されたゼロタッチ構成ソリューション「RapidDeploy」およびWatchGuard Cloud管理プラットフォームにより、T35-Rを容易に構成、実装、管理できる。ユーザーは技術的な知識がなくてもアプライアンスを事前に構成し、迅速にインストールできるため、リモートの製造現場における個々のセキュリティの実装に必要な担当者の移動時間や実装作業を省くことができる。

 ウォッチガードのネットワークセキュリティ機能を1つのライセンスで提供する「Basic Security Suite」「Total Security Suite」には、SCADA IPSシグネチャが含まれており、Firebox T35-Rはこれらのシグネチャを活用して、産業制御システム(ICS)およびSCADAにおける既知の脅威を防止し、厳しい実装環境でもセキュリティを確保できる。