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富士通マーケティング、統合業務ソリューション「GLOVIA iZ」に労務関連の申請・管理業務を追加

 株式会社富士通マーケティングは13日、統合業務ソリューション「FUJITSU Enterprise Application GLOVIA iZ(以下、GLOVIA iZ)」のラインアップに、多様な雇用・勤務体系を管理する「GLOVIA iZ 就業」、従業員が各種申請・照会に利用する「GLOVIA iZ フロント」を追加した。

 GLOVIA iZは、データベース、マスター、ユーザーインターフェイスを統一するシステム基盤を持ち、「経営」「会計」「人事給与」「販売」「貿易」「生産」の6つの業務を揃えたERPソリューション。

 新たに提供を開始するGLOVIA iZ 就業とGLOVIA iZ フロントは、多様化する雇用・勤務体系や、改正された労働基準法への対応が求められる、人事労務関連の業務を支援する。

 GLOVIA iZ 就業は、さまざまな勤務形態に対応し、多様な働き方の実現を支援する。社員とアルバイトなどの雇用形態の違いや、オフィス、店舗、工場など異なる勤務形態、複雑な就業条件にも、カスタマイズを行うことなく、システムの設定により柔軟に対応。また、顧客の環境にあった打刻運用を可能とするため、勤怠時間の入力作業を省力化し、タイムリーで正確な労働時間の把握と多様な働き方の実現を支援する。

 改正された労働基準法に対応し、年次有給休暇の取得義務化への対応として有給取得が少ない人などを抽出し、アラート情報をメールで配信する機能を搭載。また、時間外労働規制の対応として、定められた労働時間に応じてアラートを送る基準を設定することで、自動的にメールで通知することもでき、人事部門の業務効率化を図れる。

 GLOVIA iZ フロントは、電子申請によるペーパーレス化と、決裁状況の見える化によりスピード決裁を実現する。人事諸届をはじめとする各種申請を電子化し、オフィスのペーパーレス化を支援する。稟議書や報告書など、自由に使える汎用伝票も備える。システムにアクセスができればどこでも申請・承認ができ、さらに申請した伝票の承認・決裁状況の見える化により適切なフォローができることで、スピード決裁を実現する。

 フロントトップ画面には、依頼や決裁すべき情報を通知し、重要情報の見落としを防ぐ。
申請伝票のステータスごとの件数や、従業員の長時間残業や有休の未取得などの状況、健康診断の未受診といった人事部門からのアラート情報が、従業員と上司のフロントトップ画面に表示され、本人が確認するまで表示されるため、メールのような見落としを防止する。

 販売価格(税別)は、GLOVIA iZ 就業が190万円から(従業員300名、利用ユーザー50IDの場合)、GLOVIA iZ フロントが176万円から(利用ユーザー300IDの場合)。提供時期は両製品とも2020年1月31日。

 富士通マーケティングでは、2022年度までにGLOVIA iZ 就業は150本、GLOVIA iZ フロントは300本の販売を目標とする。また、11月13日~15日にインテックス大阪で開催する「第4回 [関西] 会計・財務EXPO」に、両製品を出展する。