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NTT東日本、VPN装置やスイッチの容易な導入・運用を支援するマネージドサービス「ギガらくVPN」「ギガらくスイッチ」
2019年11月7日 12:58
東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)は、企業向けのマネージドネットワークサービス「ギガらくVPN」「ギガらくスイッチ」を11月11日より提供開始する。
両サービスは、ユーザー企業が利用するVPN装置(マネージド型ルーター)やスイッチをレンタル提供するとともに、それらの導入から運用までのサポートをNTT東日本が一元的に行うサービス。
拠点のVPN装置やスイッチの設定や管理、拠点内の詳細設定はNTT東日本が担当し、導入時は、ユーザー企業が求める設定をNTT東日本が事前設定した状態で提供するほか、装置の設定変更はNTT東日本がクラウド上で実施する。現地工事が必要な場合も全国対応が可能で、遠方地の拠点開設や設定変更時におけるIT担当者の管理稼働を大幅に削減できるとした。
ギガらくVPNでは、インターネットVPNを利用することにより、ギガらくVPN導入拠点間のセキュアな通信を実現可能。ユーザー企業側での固定IPアドレスの取得や設定作業は不要で、拠点間通信を容易に導入できるという。
さらに、企業内通信のトラフィックはインターネットVPNを通して本社・データセンターへ送る一方で、SaaSに対してのトラフィックは拠点からインターネットへ直接接続させる“インターネットブレイクアウト”を実現でき、拠点間通信の課題だった、トラフィック量の増加による速度遅延や、設備増資コストの削減を支援するとした。
利用時のネットワーク環境の状況はNTT東日本側がリアルタイムに把握しており、インターネットに接続できないといったトラブルが発生した際には、遠隔から接続状況の確認や設定変更を実施する。このほか、ユーザー企業のIT担当者に替わって、従業員からの問い合わせについてもNTT東日本のサポートセンターが対応する(9時~21時)。
なお、ギガらくVPN、ギガらくスイッチに加え、無線LAN機器を対象とした既存サービス「ギガらくWi-Fi」のハイエンドプラン、ハイエンドExプランを導入することにより、ユーザー企業向けダッシュボード機能を用いて、各拠点におけるアクセスポイント装置の下部端末まで、利用状況を可視化し遠隔で確認できるとのこと。
装置1台あたりの月額利用料(税別)は、ギガらくVPNのハイエンドプランが4500円、ハイエンドLTEプランが7000円、エンタープライズプランが1万2000円。ギガらくスイッチの8ポート給電プランが2500円、24ポートプランが3200円。なお、いずれも24カ月の最低利用期間が設定されている。
またNTT東日本では、自社ブランドでのサービスの提供を希望するパートナー企業向けに、これらのサービスをOEM提供するとのことだ。