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NTTテクノクロスの認証・認可基盤ソリューション新版、金融向けオープンAPIの安全性を強化

 NTTテクノクロス株式会社は15日、認証・認可基盤ソリューション「TrustBind/Federation Manager」において、金融分野におけるオープンAPI向けの最新標準仕様「Financial-grade API(FAPI)」に対応した新版を販売開始すると発表した。

 TrustBind/Federation Managerは、クラウドサービスやオンプレミス環境を含めた複数のシステム間でシングルサインオン(SSO)やAPI連携を実現する認証・認可基盤ソリューション。同製品では、APIエコノミーにおける安全なサービス間連携を行うための「認可フレームワーク」として、さまざまなWebサービスで利用されているOAuth2.0をすでにサポートしているが、OAuth2.0だけでは、金融サービスに求められるセキュリティ要件に対し、更新系APIへの対応などにおいて不十分であるため、その拡張仕様としてFAPIの標準化が進められてきたという。

 今回、TrustBind/Federation Managerの新版はこのFAPIをサポート。悪意のあるアプリケーションによるなりすましへの対策など、金融データを扱うオープンAPIに求められるセキュリティレベルに対応し、安全なAPI連携を実現するとした。

 また、TrustBindシリーズの特長である拡張性の高い連携インターフェイスを踏襲しているため、既存の認証基盤やAPI基盤と連携したシステム構築を低コストで実現可能な点も特長。自社開発製品のため、提案から保守フェーズまで、NTTテクノクロスのエンジニアによるサポートを提供するとしている。