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アライドテレシスとカスペルスキー、ネットワークエッジでのセキュリティ強化ソリューション提供に向け連携

 アライドテレシス株式会社は30日、株式会社カスペルスキーの法人向けエンドポイントセキュリティ製品「Kaspersky Endpoint Security for Businessシリーズ」とSDNアプリケーション連携ソリューション「AMF-SEC」を連携させた、セキュリティ強化ソリューションの提供に向け、共同開発検証を開始したと発表した。

 カスペルスキーのKaspersky Endpoint Security for Businessは、機械学習技術やクラウド技術を採用しており、HIPS、ふるまい検知、脆弱性攻撃ブロックなどの次世代の多層保護機能を用いて、エンドポイントに脅威が侵入する危険性を下げるとともに、万一侵入を許してしまった場合でも、脅威を検知してブロックできるようにしている。

 一方、アライドテレシスのSDNアプリケーション連携ソリューション「AMF-SEC」は、エッジスイッチによるセキュリティ強化ソリューションとして開発されたソリューション。アプリケーションと連携・連動するネットワークによって、ユーザートラフィックの動的制御機能を提供しており、セキュリティの強化と、ネットワークの運用にかかるコストの削減、運用負荷の低減を実現する。

 今回、両者が連携することにより、カスペルスキーのKaspersky Endpoint Security for Businessにより検出した被疑端末イベント通知をトリガーに、エッジスイッチで通信の遮断・隔離を行い、被害の拡散防止をするセキュリティ強化ソリューションを開発するという。

 このソリューションでは、ウイルス検知はもとより、ライセンスの有効期間切れ、ポリシーが適応できないなどの異常端末に対して通信制御を掛けることが可能になる。また通信制御対象として、Windows OSに加えて、Mac OS、Linux OSの端末にも対応するとした。

 なお、今回の連携ソリューションを利用するためには、Kaspersky Endpoint Security for Businessシリーズ(Kaspersky Security Centerはv10.0以降)、およびAMF-SECのコントローラ製品である「AT-SESC」のv1.5.1以降が必要になるとのこと。