アビームが米Vymoと協業、AIを活用した営業支援アプリにより営業活動の高度化を支援

　アビームコンサルティング株式会社（以下、アビーム）は19日、米Vymoと協業を開始したと発表した。協業では、アビームのコンサルティングノウハウと、VymoのAIを活用した営業支援アプリケーションを組み合わせることで、企業のさらなるデジタル化と営業活動の高度化を支援していくとしている。

　Vymoの営業支援アプリケーションは、AIを活用することで効率的な営業活動を支援する機能を搭載。GPSの位置情報の活用による最適な営業ルートの提案などを行うとともに、一元管理された営業活動および顧客情報を活用することで、営業活動の効率化や生産性の向上を支援する。金融機関をはじめとしたグローバル企業50社以上に導入実績があり、10万人以上の営業担当者に利用されているという。

　アビームでは、金融業界に対してさまざまなコンサルティングサービスを提供してきた経験やデジタルテクノロジーに関する知見、グローバルネットワークを生かし、経営戦略の立案から実行まで一貫したサービスを提供してきた。今回の協業により、双方が有する技術や知見・経験を組み合わせることで、顧客が目指す方向性や営業戦略のあるべき姿をベースに、営業活動のさらなる生産性向上や新たな価値の創出に向けた提案ならびに支援をより効果的に行うとしている。

　協業の第一弾としては、住友生命保険相互会社が取り組む営業支援アプリケーションを活用した営業活動の効率化・生産性向上を支援した。Vymoのインテリジェンス地図機能を活用してPoCを推進した、日本初の事例になるという。