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NECネクサ、クラウド型の「航空海上フォワーディング業務支援サービス」を提供

 NECネクサソリューションズ株式会社(以下、NECネクサ)は10日、航空貨物代理店・海上貨物事業者(NVOCC)の業務を効率化するクラウド型システム「航空海上フォワーディング業務支援サービス」を販売開始すると発表した。

 フォワーディングとは、荷主と輸送業者(キャリア)の間に立ち、貿易事務や輸送手配に付随して発生する業務を支援する業務のことで、フォワーディング事業を行う事業者のことをフォワーダーと呼ぶ。

 NECネクサによれば、航空貨物・海上貨物を扱うフォワーダー業界では、人材不足対策や働き方改革への取り組みが大きな課題になっているほか、輸出入業務での二重入力解消による業務効率化やミスの削減など、さらなるIT化への期待も高まっているという。

 今回提供する「航空海上フォワーディング業務支援サービス」は、こうしたニーズに応えるもので、輸出入業務、請求・支払業務、通関実績管理、航空運送状電子化(e-AWB)など、幅広い業務をカバー。航空貨物機能・海上貨物機能・共通機能の中から、顧客企業の業務内容、事業規模に応じて、必要な機能を選択して利用できるとした。

 加えて、外部データ連携、外部システム連携のオプションも用意されており、OCRやRPAとのデータ連携による入力業務効率化、会計システム連携、BIツールによる経営分析などを実現できるとしている。

 価格は、選択する機能によって異なるが、1IDあたり月額約4万円(税別)から。

 NECネクサでは、同業界において長年のノウハウを蓄積してきたとのことで、こうしたノウハウに培われたシステムを、初期費用を抑えた月額料金制のクラウド型で利用できるとアピールしている。